アオツヅラフジ(青葛藤)は、日本全土に分布するツヅラフジ科のつる性落葉性植物で、雌雄異株です。7~8月に黄いろい花を花序になって咲かせ、秋にはブドウのようにかたまってたくさんの黒い実をつけますが、粒は小さく、有毒なので注意が必要です。
アオツヅラフジは7~8月に黄いろい花を咲かせ、秋に黒い実をつけます
アオツヅラフジの黒い実
アオツヅラフジ(別名:カミエビ)は、ツヅラフジ科のつる性の落葉性植物で、雌雄異株です。
日本全国に分布し、林地、土手、都市部の道沿いなどで見られます。
アオツヅラフジの名前は、アオは生きているツルが緑色(アオ)をしていることからつけられ、葛籠(ツヅラ:つるを使ったカゴ)をつくるのにこのつるを使ったことによる、と言われます。
また、別名に「カミエビ」がありますが、「カミ」は神のこと「エビ」はエビヅルに由来すると言われます。
いまも、ツル性のカゴなどを作るのに、使われているようです。
つるは、右巻きで、径は1cm以下、長さは2m以上に伸びると言われます。
実は、7mmほどの円形です。複数個集まった形で間隔をおいてつき、表面には白粉状のものが見られます。
残念なことに、実は有毒なので、食べられません! (;´д` )
アオツヅラフジの葉と花
葉は、互生し全縁(鋸歯がない)で、卵型、心臓型、先端がかるく3裂する型など、バラエティに富むようです。
葉の大きさは6cmほどで、近縁種のオオツヅラフジに較べて、小さめです(蔓の径も小さくなります)。
花は、7~8月頃に黄色い円錐花序で咲きます。
花とツボミを拡大してみました。
この写真では、花の構造がよくわかりませんが、
萼片と花びらが6枚ずつあり、花びらは先端が2裂し、萼片よりも短くなります。
また、雄花には6本の雄しべがつき、雌花の雌しべの柱頭は6個あります。
花言葉は、「目立たないが存在感のある」、11月27日の誕生花です。
花が目立つというよりも、実の方がよく目につく印象です。(食べれませんけど)(^-^ )
アオツラヅフジの基本情報・花言葉
アオツヅラフジ(別名:カミエビ)は、日本全国に分布するといわれ、ツヅラフジ科のつる性の落葉性植物で、雌雄異株です。林地、土手、都市部の道沿いなどで見られます。
アオツヅラフジの名前は、実が緑(アオ)色をしているためアオとつき、葛籠(ツズラ:つるを使ったカゴ)をつくるのに使ったことに由来すると言われます。
別名のカミエビは、ツル性植物のエビズルによくにていて、薬効が有るため「神のエビヅル」として、カミズルとなったとのことです。
学名は、Cocculus trilobus
英名は、Snailseed、 moonseed
花は7~8月頃に、黄色の円錐花序で咲きます。
実は7mmほどの円形で、複数個集まった形で間隔をおいてつき、表面には白い粉が見られます。
種は4mmくらいの丸い形ですが、アンモナイトににています。英名では、カタツムリや月の名前がつけられています。
葉は大きさが6cmほどで、互生し、全縁で、卵形や心臓形で、先端がかるく3裂する形など、いろんな形に富むと言われます。
ツルは、右巻きで、径は1cm以下、長さは2m以上に伸びるようです。
花言葉は、「目立たないが存在感のある」、11月27日の誕生花です。
参照サイト・書籍
松江の花図鑑 アオツヅラフジ
近田文弘著 技術評論社 「ずかん たね」