ヤブラン(藪蘭)に良くにた、ツルボ(蔓穂)の薄紫の花

2020年9月22日

ヤブラン(藪蘭)によくにたツルボ(蔓穂)を見つけました。ツルボは、花期の8~9月に、2mmほどの薄紫の花を総状に咲かせ、同じユリ科のヤブランににています。中国、朝鮮半島や日本の北海道南西部以南に分布するユリ科ツルボ属の球根性の多年草です。

ヤブラン(藪蘭)に良くにた、ツルボ(蔓穂)の薄紫の花

ツルボとヤブランの花

近くから見たツルボの花

ツルボは、日本原産のキジカクシ科ツルボ属の球根性の多年草で、北海道南西部以南に分布します。

薄紫色の花で、花茎の先に総状花序(花が花序軸に有柄でつきます)をつけます。

2~3mmほどの大きさで、6枚の花弁、6本の雄しべ、1本の雌しべからなる花が密集して咲きます。

ツルボの名前は、群生して立った穂が連らなっていることから連穂(ツラホ)と呼んだとする説や、

球根の外皮をむくと、つるりとした坊主頭に似ていることからツルボウズと呼んだものが転訛したという説などがあります。

可愛くさくツルボの花

白っぽい薄紫の花で、きれいな花です。

花言葉は、「流星のような」「誰よりも強い味方

星のような形の花や、丸いツボミがたくさん寄り添ってついている様子からつけられた花言葉のようです。

野に咲く雑草ですが、庭に咲いてもいいほどきれいだと思いますが、どうでしょうか。

たくさん咲くツルボの花

私は、最初はヤブランが咲いていると思っていたのですが、

少し違和感があったのでよくみるとツルボでした。

危うく見過ごすところでした。

つぎの写真は、私が間違いかけたヤブランの花です。

ヤブランの花と葉

たしかに違うのですが、似ているように思いますが、どうでしょう。

私が最初にツルボを見た時、なんの気なしにヤブランだろうと思っていました。

しかし、なんとなく葉が少なく、花の着き方も違うようだったので調べたところ、ツルボでした。

ヤブランの花

写真で花の付き方を見てみると、明らかにちがいます。

ヤブランは、花が花序軸に無柄でつく穂状花序となっており、花弁は6枚、雄しべは6本、雌しべは1本になっています。

そして、ツルボの花弁の方がヤブランより細くひらひらとした感じがします。

何んの気なしに見ていると、ヤブランだと思ったままになっていたと思いますが、少し気になってたしかめたのが良かったようです。

ツルボの実

ツルボの実

こちらは、昨年の10月に撮ったツルボの実です。

きれいな花の印象とはまったく違った実をたくさんつけていますが、

この中に入った種によって、仲間を増やしていくようですね。(^_^)

ツルボの基本情報・花言葉

ツルボ(蔓穂)は、ウスリー、中国、朝鮮半島と日本の北海道南西部以南から琉球列島に分布する、ユリ科ツルボ属の多年草です。

ツルボの名前は、群生して立った穂が連らなっていることから連穂(ツラホ)と呼んだにが変化したとする説や、

球根の外皮をむくと、つるりとした坊主頭に似ていることからツルボウズと呼んだのが転訛したという説などがあります。

別名は、スルボ、サンダイガサ(参内傘)。サンダイガサは、宮中に参内する貴婦人が使う傘に由来するとのことです。

学名は、Barnardia japonica

花期は8~9月で、葉の間から20~40cmの花茎をのばし、その先に総状花序で花を咲かせます。

花は、直径が2~3mmで、薄紫、 花被片は6枚、雄しべが6本つきます。

実は、倒卵形で長さ4mm、種は長楕円形で長さ4mmになります。

葉は根出し、長さ10~25cm 幅は4~6mmで、線形で厚く軟らかです。

地下に球根(鱗茎)をつけ、卵球形で長さ2~3cmほどで、表面に薄くて黒い外皮がある。

ツルボの花言葉は、「流星のような」「誰よりも強い味方」「破局」「冥福を祈る」、9月3日の誕生花です。

「流星にような」は、たくさんの星のような花が連なって咲くようすから、

「誰よりも強い味方」は、たくさんのツボミと花が咲いていることからつけられたようです。

参照サイト

Wikipedia  ツルボ  ヤブラン 

松江の花図鑑 ツルボ

花言葉ラボ ツルボ

弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 ツルボ

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