オニユリ(鬼百合)とコオニユリ(小鬼百合)の違い

2020年7月24日


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オニユリ(鬼百合)のオレンジ色の花が咲き始めました。オレンジの花びらに、黒っぽい色の点々がついた様子が、鬼(のパンツ)を連想させるのでオニユリと名づけられた聞きました。オニユリによくにた、近縁種のコオニユリ(小鬼百合)との違いについても書きました。

オニユリ(鬼百合)とコオニユリ(小鬼百合)の違い

オニユリ(鬼百合)

オニユリ(鬼百合)の花

ムカゴを付けたオニユリの花

10年ほど前から、庭に背丈ほどのオニユリ(鬼百合)が数本咲いていました。

オニユリの丈は、1~2mほどになります。

生えている場所は、半日陰で、すこし湿っぽいところなのですが、環境が適しているようで、

毎年、ムカゴ(零余子)を落として自然に増えています

オニユリのムカゴ

 

上の写真の、葉の付け根についている黒いものが、ムカゴです。

丸くて黒い色をしていますが、手で触ると簡単に採れます。

採ったムカゴ

こちらは採ったムカゴです。

このように、根を出しているものも見られます。

オニユリの花

オニユリの花は、橙に濃い紺色の斑点がついた花びらが

、後ろにそりかえり、6本の雄しべと、雌しべが下に伸びた、かわいい形をしています。

毎年、ヤマユリの白、サルスベリのピンクと同じ、夏の暑い時期に咲いて楽しませてくれます。

花びらの斑点が、赤鬼を連想させるので、オニユリと名付けられたとのことです。

ここで大きく育った球根を、近くの畑の隅に植えたところ、そこでも繁殖して増えてきました。

ムカゴを採り、プランタに蒔いて乾かないようにしておくと、翌年には、小さな苗が育ってきます。

このように、比較的育てやすい花のように思います。

オニユリ(鬼百合)の基本情報・花言葉

オニユリは、グアム東部、中国、朝鮮半島に自生し、古い時代に中国から伝来したと言われるユリ科ユリ属の多年草で、日本全土で見られます。

斑点の付いた花びらの形や色が、鬼を連想させるとして、オニユリと名づけられたといわれます。

別名はテンガイユリ(天蓋百合)。

英名は、Tiger liliy

高さは2mほどになり、球根は食用になります。茶碗蒸しなどを連想しますが、色んなレシピにつかわれるようです。

オニユリは、ムカゴを蒔いてから2年程度で花が咲くようになります。ヤマユリは5年ほどかかるので、これに較べると育てやすいと思います。

ムカゴを付けるユリはオニユリだけだそうなので、ユリの苗を見分ける時の手がかりにもなります。

オニユリの花言葉は、「愉快」「陽気」「華麗」「賢者」

大きくそだち、オレンジ色の鮮やかな花を咲かせるイメージから名付けられたとのことです。

近縁種のコオニユリ(小鬼百合)

コオニユリの花

オニユリ(鬼百合)の近縁種に、コオニユリ(小鬼百合)があります。

花は、オニユリとそっくりで、日本全土に生育します。

コオニユリは、オニユリとはつぎの点が違います。

  • 背丈は、オニユリ(1~2m)より小さく、60cmほど
  • オニユリにつくムカゴがない

なお、ユリ根として食べられるのは、コオニユになります。オニユリは苦みがありますが、コオニユリには苦みがないためです。

コオニユリを増やす方法は、花のあとにつく蒴果の中にできる種を蒔きます。

オニユリとコオニユリは、良くにていますが、生存戦略は大いに違っているんですね。

なぜ、違うのか? 植物にもこだわりがあるんでしょうか。その方が、大きな環境変化があっても、生きのびる確率は高くなるとは言えるんでしょうが・・・

花言葉は、「賢者」で、12月3日の誕生花です

参照サイト

Wikipedia オニユリ

みんなの趣味の園芸 コオニユリ

HORTI オニユリ

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