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寒い冬を冬芽で過ごし、暖かくなってきた3月に新芽を出したオニグルミ(鬼胡桃)ですが、この間花が咲いたと思っていたところ、6月にはかわいい実がたくさんつきました。ここでは、3月の新芽の頃から、6月に実をつけるまでの変化の様子を追ってみました。
オニグルミ
オニグルミについて
冒頭の写真は、6月に着いた、オニグルミの実です。
まだ実をつけて間がないので、可愛い実ですが、たくさんついています。
別の枝にもついていますが、まだ少なくこれからのようです。
このクルミの樹には、毎年沢山実をつけます。調べたことろでは、オニグルミのようです。
8月頃には大くなりますが、そのうちに、何者かに食べられ、全部無くなってしまいます。
猿が食べるのではないかと思っていたのですが、
「森と水の郷あきた 樹木シリーズ24オニグルミ」によると、クマ、リス、ネズミなども食べるようです。
ここでは、春早くから、実をつけるまでの新芽や花の様子を見てみました。
4月に新芽を出すオニグルミ
3月になると、冬芽が次第に膨らんできたようです。
暖かくなるのを、いまか今かと思いながら待っているように思えます。
枝の一番先についている冬芽は雌花序、その下についている緑の突起は雄花序の冬芽のようです。
近いづいて見ると、
こんな感じです。
3月24日の状態は、冬芽から芽が膨らんできた段階と呼べばいいのでしょうか。
少しずつ暖かくなってきて、
特に先端の雌花序が咲き、実をつける芽は、はちきれそうです。
4月になると、大きく変化しました。
先端の雌花序がつく部分が大きく伸びてきました。まるで爆発が始まったような感じで、強いエネルギーを感じます。
一方、その下の雄花序のツボミは、まだ変化はないようです。
その約1週間後には、
このように変化しました。
恐らく、日ごとに変化していて、雌花序がつく先端部も上に伸び、葉も出てきたようです。
先端から少し下がったところから伸びている粒々状のツボミも、垂れ下がってきているように見えます。
花が咲き始めたオニグルミ
葉が増えるとともに、しだいに伸びて赤みを帯びていた葉が、緑に変化してきました。
葉は、これからはどんどん大きくなり、光合成が盛んに行われるようになります。
花序をつけたオニグルミ
少し目を離した隙に、立派な雄花の花序がついていました。
雌花は、最初の写真のように、葉の上につきます。最初の写真をご覧ください。
6月につけたオニグルミの実
下の写真は、以前とった8月のクルミの実です。
クルミの実は、時間をかけて大きくなりますが、奇数羽状複葉の葉も大きく伸びています。
今年は、動物に食べられる前に少しいただきたいものです。
春のオニグルミの新芽の様子、いかがだったでしょうか。
力強い発芽を見ていると、元気づけられる思いがします。
オニグルミの基本情報・花言葉
オニグルミは、落葉高木で九州から北海道まで分布し、雌雄同株で、雌雄異花。
実は縄文時代から食べられていたと考えられています。
また、油分とタンパク質を多く含む他、血液サラサラ効果、心臓疾患、幼児脳神経発達促進、
アルツハイマー、うつ病などに効果があるとされています。
オニグルミの花言葉は、「知性」「謀略」「知恵」「野心」で、「3月15日」「5月19日」「12月16日」の誕生花です。
参照サイト
Wikipedia オニグルミ
GREEN PIECE オニグルミの植物図鑑と育て方をわかりやすく解説
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