ヤマボウシ(山法師)は、5~7月に白い花を咲かせます。花の形が、法師が頭巾を着た姿ににているので、ヤマボウシと命名されました。秋に赤く熟す実は食用になり、きれいに紅葉するので、街路樹や公園樹に植えられます。ハナミズキは近縁種になります。
ヤマボウシは5月~7月に白い花を咲かせ、秋に実が赤く熟します
ヤマボウシの白い花
よく通る道沿い育っているヤマボウシに、白い花が咲いていました。
樹高は5mほどでしょうか、いちめんにたくさんのきれいな花が咲いていてます。
近寄ると、蜜を求めてハチ達が飛び交っている羽音が賑やかに聞こえます。
花言葉ー由来によると、「ヤマボウシ(山法師)は丸いつぼみの集まりを坊主頭に、花に見える白い4つの総苞片(そうほうへん)を頭巾(ずきん)に見立てたことから由来している。」とのことです。
総苞片とは、葉が変化したもので、中心についた花序を守る役目をしているそうですが、真っ白で、まるで花びらのように見えます。
そして、まさに、たくさんの法師が集まっているようです。
また、食用することがあるため、「ヤマグワ」とも呼ばれます。
花言葉は、「友情」で、6月15日の誕生花です。
いい花言葉ですね。
ヤマボウシの花は切り花にもされるようなので、
友達へのプレゼントにするのもいいでしょうね。
都合がいいことに、この樹の背後にそって道路が走っているので、樹の上からも見ることができました。
樹の枝全面に花が咲いている様子がよくわかります。一体どのくらいの花が咲いているのでしょうか。
近ずいてみると、一つ一つが清楚で綺麗な花がたくさん咲いていて、見飽きません。
目線を変えて写したのが、次に写真です。
複数の葉の葉柄の付け根から花柄が垂直に伸び、その先に白い4個の総苞片があり、
中心部に20~40個の小さな花が密集して花序でついています。
白く目立っている4枚の花弁のように見えるものは、
総苞片と呼ばれ、花序を保護しする器官ですが、
ヤマボウシでは花びらの代わりをしているようです。
中心の花序は、ゴツゴツしていますが、一つひとつが花で、たくさんの花が集まったものです。
秋になると、9~10月頃、直径1~1.5cm程の球形の果実が熟します。
つぎの写真が果実ですが、食べるとジャリジャリとした感じがしますが、甘い味がします。
8月の実のようすについては、以下の記事をご覧ください。
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ヤマボウシの樹
ヤマボウシは、落葉高木で15m程度になると言われていますが、この樹はほぼ10mにはなっているのではないかと思います。
この樹は、道路より1m程度い土地に植えられています。
このため、枝葉の上についている花は、あまり目立たないように思います。
ヤマボウシは、もともとは、山野で自生しているとのことですが、見たことがありません。
私もタネから育てていますが、花をみるまでは、まだまだ時間がかかりそうです。
ヤマボウシは、花が綺麗で、実が食用になり、紅葉も美しいと三拍子そろっていて、材は器具や下駄などに利用されます。 \(^W^)/
ヤマボウシの基本情報・花言葉
ヤマボウシは、中国、朝鮮半島、日本の本州から九州に分布する、ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜科の落葉高木です。
ヤマボウシの名前は、花の姿が、頭巾をつけた法師に見えることに由来すると言われます。
食用することがあるため、別名「ヤマグワ」と呼ばれます。
学名は、Cornus kousa subsp. kousa
英名は、Kousa Dogwood、Japanese Flowering Dogwood
花期は5~7月で、葉が完全に出てたあとに、枝先に上向きにたくさんの白い装飾花(総苞)を上向きに咲かせます。
白い花びらのように見える総包片を4枚つけ、中心部の花序に、淡黄緑色の球状の花を20~40個ほど密集してつけます。
秋には、1.5cmほどの実が赤く熟し、食べることができます。
葉は対生し、卵状楕円形で葉先は尖り、長さ4 ~12 cm 幅4 ~7 cmで、全縁でやや波打ちます。
葉の表面は濃い緑色で、裏面は白味を帯び、両面とも軟毛が生えます。
樹高は5~10m、幹の太さは50cmになります。成木の幹は灰褐色で、不規則に剥がれて濃淡のある斑模様になります。
近縁種にアメリカ原産のハナミズキがあります。
花言葉は、「友情」で、6月15日の誕生花です。
いい花言葉ですね。友達へのプレゼントにするのにはいいと言われます。
参照サイト
Wikipedia ヤマボウシ
花言葉-由来 ヤマボウシ
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