春に華やかに咲くギンヨウアカシア(銀葉金合歓)の黄色い花

ギンヨウアカシアはオーストラリア原産の常緑高木で、銀色の葉と早春に明るく華やかに咲く黄金色の房状の花が特徴です。花期は2〜3月で、切り花やリース、庭木などとして人気があり、明るい色彩で冬の終わりに楽しませてくれます。

春に華やかに咲くギンヨウアカシア(銀葉金合歓)の黄色い花

ギンヨウアカシアの花

ギンヨウアカシアの花

ギンヨウアカシアの名前は、アカシアの仲間で葉が銀色であることに由来します。

オーストラリア南東部原産のマメ科ネムノキ亜科アカシア属の常緑高木で、

ハナアカシア、ミモザ、ミモザアカシア、ゴールデンミモザ、などとも呼ばれます。

流通的には、ミモザやミモザアカシアと呼ばれることが多く、

こちらの方が、聞きなれているかもしれません。

アカシアは、ギリシャ語の" akis" または "akazo" が語源で、「棘(とげ)」や「鋭い点」を意味し、

葉の形に由来します。

また、ミモザは、ギリシャ語で「身振り劇(パントマイム)」を意味する「mimos」に由来しており、

触れると閉じるオジギソウの特性が、役者の演技(模倣)に似ていることに因むとされます。

個々の花は小さく、花びらは目立たない鐘形(長さ1.25~1.5mm)ですが、

たくさんの雄しべ(長さ2~2.5mm)が密集しており、フワフワとした丸い綿毛のように見えます。

このような小さな花が11~25個束生し、直径6~8mmほどの球形の花序になります。

この球形の花序が、さらに8~30個集まって、たくさんの枝に長さ5~10cm以上の花序になって房状になります。

このようにして、黄色い黄金のような小さな球状の花が、樹全体で咲くため、よく目立ち、人目をひきます。

枝先に咲くギンヨウアカシアの花

枝の先はこんな感じです。

枝についた葉の間に、小さな花がいくつも咲いています。

花は、1月から咲き出し、4月ごろまで咲き続け、

寒いころから、暖かくなるころまで楽しませてくれます。

樹全体に咲くギンヨウアカシア

こちらは、山で見かけたギンヨウアカシアです。

樹高は5mほど、たくさんの枝が伸び、

樹全体に花が咲いていて、見事です。

ギンヨウアカシアは、成長が早く枝や幹が風に弱いため、

栽培の際は、支柱などで支えるなど注意が必要とされますが、

ここでは、手入れなしでも元気に育っているようです。

また、移植も嫌うため、いったん植えた場合は、動かさないほうがいいようです。

ギンヨウアカシアの花言葉は、「秘密の恋」「友情」「豊かな感受性」「真実の愛」

アメリカの先住民が愛の告白に黄色いアカシアを贈ったという風習や、

小さな花が集まって咲く姿が、花言葉の由来とされます。

1月10日、3月19日の誕生花です。

ギンヨウアカシアの葉、幹

ギンヨウアカシアの葉

ギンヨウアカシアの葉は、茎に螺旋状に互生し、

形は「2回偶数羽状複葉」で、鳥の羽のように細かく分かれた形になっています。

名前の由来のように、銀いろできれいな常緑樹なので、一年中たのしめます。

なお、若葉は青緑色や紫、赤色を帯びることがありますが、

成長すると灰緑色から銀灰色に変化します。

ギンヨウアカシアの樹

樹の大きさは、通常高さ3~6mほど

ただ、大きくなると10mを超えることもあります。

古い幹の樹皮は平滑または割れ目が入った灰色~褐色をしていますが、

幹自体は太くなっても柔らかいのが特徴です。

早春に明るく華やかな黄色い花を咲かせる、ギンヨウアカシア、銀色で細かく分かれた葉も魅力的だと思います。

ギンヨウカシアの基本情報・花言葉

原産地、属性、特徴、など

ギンヨウアカシアは、オーストラリア南東部が原産地のマメ科ネムノキ亜科アカシア属の常緑高木です。

春先に樹を覆い尽くすほどたくさんの、鮮やかで豪華な黄色い花を咲かせ、よく目立ちます。

葉の色が銀灰色を帯びており、花が咲いていない時期でも美しい葉のいろを楽しむことができるため、

観賞価値が高く、庭園樹やシンボルツリーとして人気があります。

日本では、黄色の花を房状に咲かせるアカシアの仲間は総称して「ミモザ」と呼ばれ、

広く流通していますが、本来の「ミモザ」はオジギソウ属(Mimosa)を指し、

本種が属するアカシア属とは異なります。

生長が非常に早く、萌芽力も旺盛であるという特徴を持っています。

名前について

ギンヨウアカシア(銀葉金合歓)の名前は、

葉が銀色(銀灰色)を帯びていることにちなんでいます。

別名としては、「ハナアカシア」と呼ばれるほか、園芸・流通名として「ミモザ」や「ミモザアカシア」、

「ゴールデンミモザ」などの名で親しまれています。

学名は、 Acacia baileyana F. Muell.

Acaciaは、ギリシャ語で「棘(とげ)」や「鋭い点」を意味する "akis" または "akazo" が語源で、

種小名は、オーストラリアの植物学者であった Frederick Manson Bailey,氏への献名で、

この植物のタイプ標本を収集し、F. Muell.氏に送った功績を称えて名付けられたものです。

英名は、Cootamundra wattle、golden mimosa、Bailey's acaciaなど

Cootamundraは、オーストラリアの地名Cootamundraに由来し、

wattleは、オーストラリアにおけるアカシア属の総称。

mimosaは、ギリシャ語で「身振り劇(パントマイム)」を意味する「mimos」に由来しており、

触れると閉じるオジギソウの特性が、役者の演技(模倣)に似ていたため名付けられた。

花について

花期は、1月から4月上旬で、晩冬から春にかけて見事な花を咲かせます。

花の色は、山吹色よりわずかに淡い、明るい黄金色(黄色)をしていますが、

花そのものは非常に小さく、目立たない鐘形の花冠(長さ1.25~1.5mm)を持っています。

また、卵状楕円形の花冠裂片(花びら)を備えていますが、花びら自体は目立ちません。

その一方、多数の雄しべ(長さ2~2.5mm)が密集しており、フワフワとした真ん丸い綿毛のように見えます。

これらの小さな花が11~25個束生し、直径6~8mmほどの球形の花序を形成します。

そして、この球形の花序が8~30個集まって、長さ5~10cm以上の総状花序または円錐花序を構成し、房状に咲きます。

非常に香りが良いのも特徴で、香水の原料にも使われます。

実について

花が終わると、晩春から夏にかけて、マメ科特有の豆鞘(豆果)をつけます。

実の大きさは長さ30~120mm 幅8~15mmほどで、短い柄があり、扁平な形をしており、表面は無毛ですが、

鞘は真っ直ぐか、わずかに曲がった形状をしています。

若い時の実は、白粉を被ったような青緑色をしていますが、熟すにつれて褐色から赤褐色へと変化し、

完全に熟すと片側から裂開し、中から12個以下の種子が放出されます。

種子自体は長さ4~7mm 幅2~4mmほどで、暗褐色から黒色をしており、

種子の約半分の長さの肉質な仮種皮がついています。

葉、樹

葉は、茎に螺旋状に互生し、形は「2回偶数羽状複葉」で、鳥の羽のように細かく分かれた形状をしています。

葉の全体の長さは3~6.5(最大10)cmほどで、2~4対の羽片(ウヘン)を持ち、

それぞれの羽片にさらに8~24対の小さな小羽片がついています。

小羽片は長さ3~9mmほどの長楕円形で、縁に鋸歯はみられません。

若葉は青緑色や紫、赤色を帯びることがあり、成長すると灰緑色から銀灰色に変化します。

樹の大きさは、通常高さ3~6mほどですが、大きくなると10mを超えることもあります。

古い幹の樹皮は平滑または割れ目が入った灰色~褐色をしていますが、

幹自体は太くなっても柔らかいのが特徴です。

そのため、枝分かれして枝葉が茂りすぎると、自らの重みや風を受けて、

枝が地面に接するほど大きく曲がってしまうことがあります。

育てるうえでの注意点

ギンヨウアカシアは日当たりがよく、風通しの良い場所を好みますが、

強風があたる場所は、避けることをお奨めします。

根の張りが浅い一方で生長が非常に早く、また幹が柔らかいため、

放任すると樹形が崩れやすく、強風で幹が折れたり倒れたりするリスクが高いためです。

このため、若木の頃から幹にしっかりと添え木や支柱を立てて支えることが重要ですが、

樹形を維持し倒木を防ぐために、毎年の剪定が必須となります。

また、花芽をつけるのが早いため、剪定は花が終わった後、遅くとも6月頃までに済ませます。

土質は水はけが良ければ特に選びませんが、マメ科の植物特有の「根粒菌」が根に共生して自ら窒素分を作り出すため、

肥料は与えすぎ(過肥)ないように注意が必要です。

肥料を与える場合は、花後にリン酸とカリウムの多い緩効性肥料を少量施す程度で十分です。

また、移植を極端に嫌う性質があるため、一度地植えにしたものを別の場所に植え替えることは避けるほうが無難です。

日当たりや風通しが悪いとカイガラムシが発生しやすいため、

風通しを良く保つとともに、発生した場合は初期にこそぎ落とすなどの対策が必要です。

花言葉、誕生花

ギンヨウアカシアを含むアカシア・ミモザ全般の花言葉には、「優雅」「友情」「秘密の愛」「純潔な恋」「愛情」「気まぐれな恋」などがあります。

ギンヨウアカシアの花言葉は、「友情」「豊かな感受性」「真実の愛」で、

1月10日、3月19日の誕生花です。

参照サイト

Wikipedia ギンヨウアカシア

三河の植物観察 ギンヨウアカシア

みんなの趣味の園芸 ギンヨウアカシア

LOVEGREEN ミモザの育て方・栽培方法

Chills Laboratory アカシア・ミモザの花言葉・誕生花

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