コリアンダー(パクチ、コエンドロ)の白い花

2023年7月3日

コリアンダーは、5~7月ごろに、茎の先端に直径6mmほどの白い花を花序になってたくさん咲かせます。花の後には、3~4mmほどの球形の実をつけ、秋に茶色く熟します。南ヨーロッパ、地中海沿岸などが原産のセリ科の一年草で、エスニック料理などの香辛料などとして利用されます。

コリアンダー(パクチ、コエンドロ)の白い花

コリアンダーの花

コリアンダーの花

コリアンダ-(パクチ、コエンドロ)の白い花が咲いています。

一つひとつの花は、直径6mmほどの5弁の小さな花で、そのうちの3枚は大きくなっています。

そして、10個前後の花が花柄を介して一点につく散形花序になっており、その花序が5個ほど集まってさらに散形花序を形成する複散形花序になっています。

コリアンダーは、江戸時代(10世紀ごろ)渡来しましたが、独特の匂いがあるため、日本料理では使われず、

1990年ごろからエスニック料理が盛んになるにしたがって栽培され、流通するようになったといわれます。(*^m^*)

いまは、カレーなどの香辛料やサラダなど、いろんな形で使われているようですが、人によって好き嫌いがあるようですね。

もともとは、ポルトガル語に由来するコエンドロと呼ばれていたようですが、現在はコリアンダーやパクチと呼ばれています。

コリアンダーは英名で、古典ギリシア語の「Koriannon」に由来しますが、カメムシを意味する「koris」と、

香りの強いアニスの実を意味する「Annon」が合成されたものと言われます。

お馴染みの呼び名の、パクチはタイ語のようです。

別名に、中国語のシャンツアイ(香菜)、独特の匂いに由来するカメムシソウ、チャイニーズパセリなどがあります。

雨に濡れたコリアンダーの花

花は、茎の先端に咲きますが、花弁は、しっかりとしていないようで、雨に濡れるとごらんのように、ぐしゃぐしゃになってしまいます。

乾くともとに戻りますが、あまり見栄えがする花でもないかもしれません。

コリアンダーの花々

このコリアンダーは我が家の畑の隅で撮ったものです。

去年も花がさいて種を落とし、ことしも生えてきたものですが、毎年このように生えています。(^_^)

独特の匂いがあるためでしょうか、虫につかれることもなく、丈夫に育っています。

花言葉は、「隠れた才能」「隠れた長所」「隠れた価値」「隠れた美点」「辛辣」で、3月19日、6月12日、12月4日の誕生花です。

コリアンダーは独特の匂いがするクセのある植物ですが、ビタミンC、βカロテン、カリウム、植物繊維など、栄養豊富なことから「隠れた○○」とつけれられ、

香りが独特で刺激的なので「辛辣」とつけられたよおうです。

コリアンダーの実

コリアンダーの実

花が終わったあとは、このようにたくさんの実がつきます。

直径3~4mmほどで、秋に茶色く熟し、落下します。

コリアンダーの茎や葉

コリアンダーの茎や茎上部の葉

茎の断面は円形で、縦方向に筋が入りますが、高さ1mほどに育ちます。

ご覧のように茎はよく枝分かれしており.、それぞれの枝の先にも花が咲きます。

葉は羽状複葉ですが、茎の上部につく葉は、羽状で糸のように細かく分かれており、茎にまばらにつきます。

コリアンダーの茎株の葉

一方、茎の下部につく葉は、このように小葉が卵形で幅広く、浅い切れ込みがあり、茎上部の葉とは違った形になります。

料理で葉として使うのは、このような葉ですね。

コリアンダーは最近渡来したものかと思ったのですが、江戸時代には入ってきていたようです。

食習慣の変化によって、近年つかわれるようになったようですが、人によって大好きという人もいれば、

とても食べられないという人もいる、好き嫌いの激しい野菜です。

このような野菜も珍しいのではないのでしょうか。(^⊆^)

コリアンダーの基本情報・花言葉

コリアンダー(パクチ、コエンドロ)は、南ヨーロッパ、地中海沿岸、中東地域が原産のセリ科エコンドロ属の一年草で、

独特の香りが特徴で、古くからアジアを中心に世界的に、野菜や香辛料として利用されています。

「コリアンダー」は英名で、古典ギリシア語の「Koriannon」に由来しますが、カメムシを意味する「koris」と、香りの強いアニスの実を意味する「Annon」が合成されたものと言われます。

「パクチ」はタイ語、「コエンドロ」はポルトガル語に由来し、日本へは江戸時代にポルトガル人によってもってこられました、

別名に、中国語の「シャンツアイ(香菜)」、独特の匂いに由来する「カメムシソウ」、「チャイニーズパセリ」などがあります。

学名は、coriander

英名は、Coriandrum sativum

花期は5~7月で、白から淡紅色の小さな花を、散形花序(花軸の先に放射状にたくさんの花をつける)を2段階で咲かせる複散形花序になります。

花の直径は6mmほどで、花弁は5枚、花序の周辺の3枚は大きくなります。

実は直径3~4mmの球形で、表面に筋がみられ、秋に茶色に熟します。

葉は、根元に近いものは幅広く浅い切れ込みがあり、頂上部の葉は隙間の広い羽状で細かい切れ込みが入って糸状に細くなります。

茎は断面が円形で、縦方向の筋が入っており、枝分かれして90cmほどの高さになります。

コリアンダーは主に香辛料として利用されますが、ヨーロッパでは主に種子(果実)が利用され、中国や東南アジアなどでは葉が香辛料として利用されるとされます。

日本料理には使われませんが、1990年代ごろからエスニック料理へのコリアンダーの需要が増加したため、栽培が増え、入手もしやすくなっているといわれます。

花言葉は、「隠れた才能」「隠れた長所」「隠れた価値」「隠れた美点」「辛辣」で、3月19日、6月12日、12月4日の誕生花です。

参照サイト

Wikipedia コリアンダー

植物の名前を探しやすい デジタル植物写真集 コリアンダー

GreenSnap  コリアンダー

Chills Laboratory  コリアンダー

トクバイニュース パクチーの優れた栄養とは?

みんなのきょうの料理 コリアンダー

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