秋に咲くパイナップルセージ(サルビア・エレガンス)の赤い花

2022年12月10日

10月頃から見かけた、パイナップルセージの赤い花がきれいに咲いています。長く伸びた枝の先に、穂状の花序になって咲く筒状の唇形花はユーモラスで、楽しませてくれます。メキシコやグァテマラが原産のシソ科アキギリ属の宿根性多年草です。

秋に咲くパイナップルセージ(サルビア・エレガンス)の赤い花

パイナップルセージの花

たくさん咲くパイナップルセージ

道路のそばに置かれた鉢植えのパイナップルセージに赤い花が咲いていました。

花が少なくなってきた時期に、穂状の花序になって赤い花をたくさん咲かせ、目を引きます。

パイナップルセージは、短日植物で、秋になって日が短くなると咲き出します。

筒状の花は直径が1cm前後、長さは4cmほどで、先端が上下に分かれた唇形花で、

写真のように、斜めに伸びた枝の先に、花序になってたくさん咲いていてきれいです。

先端が口を広げた花は少しユーモラスで、あっちこっちを向いてさいていて、楽しませてくれます。

この花をみて、夏に見たメド―セージを思い出しました。いろは紫ですが、同じ唇形花で、よくにた感じです。

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勢いよく伸びて咲くパイナップルセージ

パイナップルセージは、メキシコやグァテマラ原産に分布するシソ科アキギリ属の宿根性の多年草ですが、

葉を揉むと、パイナップルのような香りがするので、この名がつけられたといわれます。

アキギリ属のなかで、観賞用のものはサルビアと呼ばれ、香辛料などに使われるものはセージと呼ばれることが多いとわれますが、

パイナップルセージは、花もきれいですが、ハーブティーや料理の香りづけなどにも使われます。

花の付き方を見てみました。

パイナップルセージの花

こちらは別の場所で撮ったもので、下唇が大きく分かれています(種類がちがう?)が、

写真のように、花は対になってつき、咲いた後に萼がのこっています。

先端にはツボミがついていて、まだまだ咲き続けようとしているようです。(^_^)

花言葉は、「家庭的」「愛を求めて」で、10月25日の誕生花です

「家庭的」はセージの花言葉で、古代ギリシャやローマの家庭で、のどの痛みや胃腸炎などに用いられてきたことに由来します。

パイナップルセージの枝や葉

パイナップルセージの茎や葉

こちらは、鉢植えされたパイナップルセージの根元です。

地面から出た幹はたくさんに枝分かれし、その先に葉をつけて花を咲かせています。

葉は茎に対生し、長い卵形で先がとがっていており、縁には鋸歯がついています。

寒くなり、花が少なくなるころに元気よく伸びた花序に、たくさんの真赤な花をさかせて楽しませてくれます。

パイナップルセージの基本情報・花言葉

パイナップルセージ(サルビア・エレガンス)は、メキシコやグァテマラが原産のシソ科アキギリ属の常緑低木(場所によって、1、2年草や宿根草)です。

耐寒性が-7℃ほどで、耐暑性に強いため、暖かい地方では露地栽培が可能です。

名前は、葉を揉むとパイナップルのような甘い香りがするセージであることに由来します。

学名は、Salvia elegans

英名は、Pineapple sage

花期は10月~11月で、分枝して伸びた茎の先から花序を出し、直径1㎝ 長さ4cmほどの赤い唇形花を咲かせます。

日の長さが短くなると花芽をつける短日植物なので、秋に咲き始め、長く咲き続けます。

葉は茎に対生し、卵形から長卵形で先がとがり、縁に鋸歯がつきます。

また、葉のいろは明るい緑色で、葉脈に沿って浅い皺が入り、よく目立ちます。

草丈は100~150㎝ほどになり、茎はよく枝分かれして枝の先から花序をだしますが、茎には細かい毛がつきます。

花言葉は、「家庭的」「愛を求めて」で、10月25日の誕生花です

「家庭的」は、セージの花言葉で、古代ギリシャやローマの家庭で、のどの痛みや胃腸炎などに用いられてきたことに由来します。

参照サイト

Wikipedia アキギリ属

三河の植物観察 パイナップルセージ

ガーデニングの図鑑 パイナップルセージ

FLOWERs パイナップルセージ

弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 パイナップルセージ

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