ヤグルマギクは、4~7月に咲く筒状花で、明治時代に移入されて家庭などで栽培されていますが、いまは道端などに野生化しているものも見られます。花色は、ピンク、青、白、紫、などの種類が開発されています。ヨーロッパ東南部原産のキク科ヤグルマギク属の越年草です。
ヤグルマギク(矢車菊)は、4月~7月にピンクや青い花を咲かせます
ヤグルマギクの花
道路沿いのコンクリートの割れ目にそって、ヤグルマギク(矢車菊)の花が咲いていました。
60cmほどに伸びた茎の先端に、そと側を向いて、先が開いた筒状の花がたくさんついています。
花の大きさは5cmほどで、薄いピンクと紫がかった青の2種が混在しています。
写真の花は、遠目には白っぽく見えましたが、近づくと写真のようにきれいなピンクでした。
名前のヤグルマキク(矢車菊)は、キク科の植物で、花が端午の節句の鯉のぼりの支柱の先端につける矢車ににていることに由来します。
ヨーロッパ東南部原産で、明治時代に日本に移入された栽培品種で、いまも花壇などで育てられていますが、ここでは野生化しています。
いまは、このように野草化しているものも多いと言われますが、元気に育っているようです。(^_^)
原産地では、麦畑で強力な雑草として生えていたものを栽培用に改良したものと言われるので、丈夫なのかもしれません。
ヨーロッパでは親しまれた花のようで、ドイツ、エストニア、マルタ、フランスなどの国花にされているとのことです。
花の形は少し変わっていて、キク科の特徴である頭状花(中心部の筒状花と周囲の舌状花で構成される花)なのですが、舌状花がなくなって筒状花だけで咲きます。
こちらの花は、紫がかった青ですが、ピンクと同じように直径1cmほどの筒状花を、横方向にたくさんつけています。
花期は4~7月(12月ごろから咲く品種もあるようです。)と比較的長く咲くとのことで、大小のたくさんのツボミもついています。
ヤグルマギクの茎や葉
こちらの花の草丈は、60cmくらいですが、茎は中空で、普通30~100cmになると言われます。
たくさんの茎が、まっすぐに上に伸びてしっかりと立っているようです。
写真のように、葉はあまり目立たないようですが、互生し、線形から披針形で、茎の下部につくものは奇数羽状に深く分かれ、茎につく葉はほぼ線形で、どちらも不規則な鋸歯があります。
花言葉は、「繊細」「優美」「教育」「信頼」。いい花言葉です。
ヤグルマギクの基本情報・花言葉
ヤグルマギク(矢車菊)は、ヨーロッパ東南部原産のキク科ヤグルマギク属の越年草です。日本へは明治時代に渡来した栽培品種ですが、いまは野生化したものも見られます。
名前は、キク科の植物で、花の形が鯉のぼりを立てる支柱の先につける矢車ににていることに由来します。
ヤグルマソウと呼ばれた時期もあったようですが、ユキノシタ科に同名の植物があるため、現在はヤグルマギクに統一されているとのことです。
学名は、Centaurea cyanus
英名は、cornflower(麦畑に咲いていたことに由来)
花期は4~7月で、茎の先端に直径5cmほどの筒状花だけの頭状花をつけます。
(普通、頭状花は、中心部の筒状花と周囲の舌状花で構成されますが、周囲につく舌状花がない花を咲かせます。例:アザミ)。
青、紫、赤、ピンク、白、複色など、いろんな花の色の栽培品種があります。
葉は無柄で互生し、線形から披針形で、株の下部につくものは奇数羽状に深く分かれ、茎につく葉はほぼ線形になりますが、どちらも不規則な鋸歯があります。
茎は中空で、草丈は30~100cmほどになります。
ドイツ、エストニア、マルタ、フランスなどの国花とされているとのことです。
ヤグルマギキの花言葉は、「繊細」「優美」「教育」「信頼」で、3月1日、3月5日、3月22日、8月2日の誕生花です。
「繊細」「優美」は、青い花の色に由来するといわれます。「教育」は、プロシア王妃がヤグルマギクを摘みながら王子たちを教育したことによるとのことです。
参照サイト
Wikipedia ヤグルマギク
松江の花図鑑 ヤグルマギク
みんなの趣味の園芸 ヤグルマギク
花言葉-由来 ヤグルマギク