赤と白の花が咲く、咲き分けのハナモモ(花桃)

2022年4月15日

道路沿いに赤と白の花が咲いた、ハナモモ(花桃)を見かけました。樹高は2mぐらいで、たくさんの赤と白の八重咲きの花をつけています。4月中旬に咲き、花びらの先に割れ目がなく、花と同時に葉も出ていることから、ハナモモだろうと思われます。

赤と白の花が咲く、咲き分けのハナモモ(花桃)

赤と白の花が咲くハナモモ

赤と白の花が咲くハナモモ

道路沿いに赤と白の花が咲くハナモモ(花桃)が咲いていました。

最初に、モモの名前の由来について、たくさんの実がなることから「百(モモ)」とされていたものが果実の名前になったとする説や、赤い実を「燃実(もえみ)」と呼んだのが変化したとする説、などがあるようです。

ヤエザクラの横に植えられていて、樹高は2mくらいでしょうか。ご覧のように、一本の樹に赤と白の花が咲いています。1本の枝に赤い花が咲いていますが、他の枝は白い花がついています。

「源平咲(げんぺいざ)き」と呼ばれる咲き方で、源氏の旗が白で、平氏の旗が赤だったので、そう呼ばれるようになったといわれます。珍し樹ですが、ときどき見かけますね。

最初見たときはサクラかと思ったのですが、サクラと違って花びらの先が分かれておらず、花柄が短い源平咲きであるなどから、モモの花のようです。ちなみにサクラには、源平咲きはないようです。(^_^)

モモは、中国原産ですが、弥生時代のころに日本にわたってきたと言われます。平安時代には3月3日がモモの節句とされ、祝われてきたようです。国では、モモは災いを防ぎ、福を招くとされてきたため、日本でもお祝いに飾られるようになったとのことです。

このように、古い時代から栽培され、親しまれてきたモモの花ですが、鑑賞用のハナモモとして改良さ出したのは、江戸時代からだと言われます。現在栽培されているものも、そのころに開発されたもののようです。

白の中に赤が混じる花びら

赤い花は真赤に咲いていますが、白い花には、赤い花びらや赤い筋が入ったものが見られます。源平咲は、花びらの色素が花ごとに違っているとのことのようです。どうしてこのような咲き方になるのか、不思議ですね。

もう一度離れて、樹を見てみました。

品種名は立ち源平?

枝の先端には葉も出ています。モモは、花と葉が同時期に出てくるのも特徴で、桜との判別の参考になります。

立ち源平モモと呼ぶ品種でしょうか。枝垂れになる品種もあるようですが、枝は垂れ下がってはいないように見えます。

源平咲きのハナモモは、以下で購入できます。

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つぎの写真は、源平咲きではない普通のモモの花です。

ピンクのモモの花

樹全体に、このように同じような花が咲いている普通のモモの花です。花によって、薄い、濃いがあるように見えますが、八重咲のきれいな花です。花自体は、八重咲の桜の花とよくにていますね。でも、花びらの先が分かれていないので、モモの花なんだろうと思います。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。o(^∇^)o 

ハナモモの基本情報・花言葉

ハナモモ(花桃)は、中国原産で、弥生時代に渡来したとされるバラ科モモ属の落葉低木を、観賞用に改良したモモです。古い時代に入ってきましたが、品種改良は江戸時代以降に行われたと言われます。

モモの名前は、たくさんの実がなることから「百(もも)」が果実の名前になったとする説や、赤い実を「燃実(もえみ)」読んだのが変化したとする説、などがあるようです。

学名は、Prunus persica

英名は、Hana peach

花期は3~4月で、一重や八重咲があり、花の直径は3~5cm、花の色は、赤、ピンク、白、紅白咲き分けなどがあります。花は、葉が出るのと同時期に咲き、短い花柄で枝につき、花びらの先は尖ります。

樹高は1~7mで、樹形は立性で、枝垂れ性、ほうき立ち性、矮性などがあります。

モモの花言葉は、「私はあなたのとりこ」、「天下無敵」、「気立ての良さ」で、3月3日、4月12日の誕生花です

「私はあなたのとりこ」は、古代からモモが女性を象徴するとされてきたことから、「天下無敵」は邪気を払い、不老不死の霊薬とされてきたことに由来すると言われます。

参照サイト

Wikipedia ハナモモ

みんなの趣味の園芸 ハナモモ

THE GATE 桜と梅と桃の見分け方

日本植物生理学会 みんなの広場 2色咲きの桜にみえるのですが

花言葉-由来 モモ

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