観葉や薬用として育てられるキダチアロエ

2022年2月20日

キダチアロエは、南アフリカ原産で、観葉や薬用として家庭などで栽培されています。肉厚で長く伸び、縁にたくさんのトゲをつけた葉が太い茎に互生して特徴的な姿になります。「医者いらず」とも言われ、火傷や虫刺されや胃腸痛や便秘などに効果があると言われます。

観葉や薬用として育てられるキダチアロエ

キダチアロエ(木立蘆薈)の葉や茎

鉢植えのアロエ

我が家で育てている、鉢植えにキダチアロエ(木立蘆薈)です。

葉は長く伸びて肉厚で、縁についたトゲが特徴な独特の姿ですが、鑑賞用や薬用などを目的に、家庭で栽培されることが多いようです。

茎の先端は、写真のように葉が密に対生してつき、その中心部から新しい小さな葉が覗いています。

我が家では、暖かい時期は日当たりのいい戸外に出しますが、寒くなると玄関に置いています。

アロエは、南アフリカが原産地で、ギリシャやロシアでは紀元前から利用され、世界では300種程度あると言われます。

難しい漢字で「蘆薈」(アロエ)と書かれますが、アラビア語で「ロエ」と呼ばれていたものを中国で音写したものとのことです。

我が家のアロエは、母が、火傷にいいと信じてつくっていたもので、1mほどのものが、3鉢あります。Wikipediaによると、火傷に対する効果は認められているようですが、悪化させた例もあるとのことなので、注意が必要のようです。

アロエは、いろんな効用があるので、「医者いらず」とも呼ばれるようです。あまり使ったことはないのですが、虫刺されや、胃腸痛や便秘に効くと言われています。化粧水などにもされるようです。

育てていると、横から小さな株が出てくるので、それを鉢植えにすることによって簡単に増やすことができます。

長く作っていると、ないと物足りなくなるなるんだろうと思います。

アロエの茎と葉

直径が2cmほどで、縦方向の筋が入った茎に、肉厚の葉が、茎を抱くように互生してついています。

葉は、茎の上部では対生していますが、下部ではこのように互生しています。

測ってみたところ、大きな葉は、根元で幅が約4cm、厚さ約1cm、長さが30cm程度で、大きく広がっています。

アロエの葉の断面

アロエの葉を折ってみました。

しっかりした外皮の中に、ゼリー状の物質が入っています。なめててみると、少し苦みがありますが、食べられないほどではありません。

ただ、食用にする場合は、キダチアロエより肉厚で苦みの少ないアロエベラという品種の方が適しているようです。

キダチアロエの子株

アロエの子株

アロエは大きくなると、写真のように、茎の近くに子株が出てきます。

少し見ずらいですが、右上と手前に子株があり、手前のに隠れて親の株が生えています。この子株を抜いて、そのまま植えておくと、育てることができます。

アロエは増やすことが比較的簡単で、葉を切って挿し木にしても発根させることができます。場所と興味があれば、一家に一本くらいあってもいいかもしれません。

本日も、最後まで読んでいただきありがとうございました。 (^⊆^)

キダチアロエの基本情報・花言葉

アロエは(木立蘆薈)、南アフリカ原産で、日本では太平洋側で家庭を中心に栽培されているツルボラン亜科アロエ属の多年草、低木及び高木となる多肉植物です。

日本へは、鎌倉時代に伝来したとされ、九州、瀬戸内海、伊豆半島などでは、野生化しているものもあると言われます。

名前のアロエは、アラビア語の「alloeh(アロエ)」が語源とされ、「苦みがある」の意味をもちます。

「キダチ」は、樹のように立つことからつけられています。

花期は12~2月で、オレンジ色の筒状花を咲かせます。

葉は薄緑いろで、大きさは、大きなもので長さ30cm程度、根元の幅が4cm、厚さ1cmほどの細長い三角状になって先が尖ります。葉の根元は茎を抱くように付き、葉の縁にはトゲがつきます。また、肉厚で、厚めの外皮の中はゼリー状の液が入っています。

茎は直径2cmほどで、木質化し、1mほどの高さになります。

葉などに水分を含む多肉質なので、乾燥には強い植物ですが、寒さには弱いため、普通、冬には水分を控えて、暖かい室内で育てられます。

独特の形から観葉植物として、虫刺され、火傷などの外用や胃腸痛や便秘などの内用の薬用として、また、化粧水など目的に家庭でよく栽培されていると言われます。

アロエの花言葉は、「苦痛」、「悲嘆」で、9月11日、11月22日の花言葉です

「苦痛」は、葉の縁にたくさんのトゲがあることに由来すると言われます。

参照サイト

Wikipedia アロエ アロエベラ

花言葉-由来 アロエ

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