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山に植えたムクロジ(無患子)の樹に、初めて実がつきました。蒔いた種が発芽して20年ほど経過し、樹の先端に20個ほどつきました。正月の羽根突きなどにも使われ、縁起いいと言われる樹ですが、これからもたくさん実ってもらいたいとの思いです。
ムクロジ(無患子)の樹についた実
ムクロジ(無患子)の実
「子に患い無し」と読まれることから、縁起がいいとされるムクロジの樹に初めて実がつきました。
ムクロジは羽根つきの羽根につける玉などで使われてきたした。
詳しくは、以前記事にしていますので、そちらも見ていただければ幸いです。
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邪気をはらい、縁起がいいムクロジ(無患子)
ムクロジ(無患子)は、アジアの熱帯から亜熱帯や、日本の新潟県・茨城県以西に分布する落葉高木です。名前が「子が患わ無い」と書かれ、子供の無病息災を願って神社や寺に植えてられてきました。種は丸く硬いため、 ...
私が、会社勤めをしていたころ、たまたま拾った種を蒔くと発芽し、何とか20年くらい経ってやっと実をつけてくれました。
長くかかりましたが、一般的にもこのくらいかかるのなのでしょうか。
拾ったのは、東京都内で、通りがかったお宅に植えられたムクロジの樹の実が、落ちていたのをいただいたものですが、
はるばる奈良の田舎にやってきてくれました。
小苗の状態で植えると鹿に食べられるので、この樹は畑で十分に大きくしてから山に移植したものです。
種から育てて大きくするのは失敗することが多いのですが、このムクロジの樹はなんとか大きくなり、7~8mくらいになっているでしょうか。
いままでは、なかなか実がつかないので、半ばあきらめ気味だったのですが、先日、たまたま樹の先端を見ると嬉しいことに実がついていました。
恥ずかしながら、「ワーやっと実がついた!」と感激しました。ヽ(^。^)丿
植えた樹に初めて実がついたときは、いつもうれしいものですが、今回はひとしおでした。
ところで、ムクロジの実は、つぎのようなものです。
左が樹についた実で、熟していて皮が黄色くなっています。
比較的硬い皮ですが、手で剥ぐことができます。
剥いだ皮は、水につけると泡立ち、昔は洗濯にも使っていたようです。
右がその中に入っている種で、10~15mmくらいの大きさで、黒く硬いものです。
最初に書いたように正月の羽根つきの羽根に使われたり、数珠やブレスレッドなどにも利用されているようです。
私も、木の実のアクセサリーをささやかに作ったりもしています。
ムクロジ樹の様子
ムクロジの樹は、きれいに黄葉することでも知られています。
この樹も、下の方から少しずつ黄葉してきています。
近くにイチョウの樹も植えていますが、イチョウと同じように黄色くなってきているようです。
いまは葉がつき、実がなって元気に見えますが、葉が落ちて裸になると、樹は頼りなく見えます。
この写真は、今年の1月に採ったものですが、葉がないと頼りなげで、大丈夫かなといった感じがします。
でも、春になると元気に葉が出て花が咲き、実をつけます。
この姿は、厳しい寒さに耐えるための姿なんでしょう。
この樹の花は見たことがないのですが、来年は見てみたいと思っています。(^_^)
つぎの写真は、この樹の幹です、直径は15cmくらいでしょうか。樹皮は滑らかで、黒ずんでみえます。
古くなると皮が剥がれ落ちるようになるようですが、この樹は、まだまだ元気のようです。
ムクロジの基本情報
ムクロジ(無患子)は、南アジア、東南アジア、東アジアの熱帯から亜熱帯に分布し、
日本では新潟県・茨城県以西から沖縄に分布するムクロジ科ムクロジ属の落葉高木の広葉樹ですが、庭木や神社・寺などにも植えられているようです。
ムクロジ(無患子)の名前には、子が患うことが無いように、との願いが込められているといわれています。
学名は、Sapindus mukorossi
英名は、Indian soapberry
花期は6月ころで、枝の先に30cmほどの円錐花序になって、直径が4~5mmほどのたくさんの花をつけます。
実は20mmくらいの大きさで、10~11月ころ黄褐色に熟し、中に黒い実が1個入っています。
葉は互生し、70cmほどの偶数羽状複葉になり、子葉は8~16枚つきます。
小葉は7~15cmで広い披針形で、全縁になります。
樹高は7~15mで、雌雄同株です。
ムクロジの花言葉は、不明です。
参照サイト
Wikipedia ムクロジ
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