オキザリス・トリアングラリスは、V字状の斑紋がついた赤紫の小葉が三枚つき、白やピンクの花を咲かせます。流通名は、「紫の舞」、サンカクカタバミ (三角葉片喰)とも呼ばれます。南アメリカに分布するカタバミ科の球根性多年草です。
葉が赤紫色で、白やピンクの花を咲かせる、オキザリス・トリアングラリス
オキザリス・トリアングラリスの花と葉
道沿いに生えてたオキザリス・トリアングラリスに白い花が咲いていました。
9月に撮影したものですが、5月ごろから長く咲いていたようです。
「紫の舞」が流通名の栽培品種ですが、
サンカクカタバミ(三角片喰)とも呼ばれ、カタバミソウの仲間です。
身近に見るカタバミにくらべて葉が大きく、赤紫の三角形の小葉が3枚づつくっついた葉が特徴の花です。
葉に、V字状の模様が入っているのも特徴ですね。
カタバミについては、記事に書いていますので、こちらもご覧ください。
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紫の花が咲くカタバミと、黄の花が咲くカタバミ
カタバミには、紫の花を咲かせる種類と黄色い花が咲くものなどがあります。ここでは、紫の花のムラサキカタバミ(紫片喰)とイモカタバミ(芋片喰)、黄色い花の、カタバミ(片喰)、オッタチカタバミ(おっ立ち片喰 ...
「オキザリス」はギリシャ語で「酸っぱい」という意味があるそうですが、
葉や茎にシュウ酸を含んでいるために酸っぱい味があり、つけられました。
そして、葉が三角形であるため「トリアングラリス」ですね。
この花は、葉が赤紫色ですが、緑のものもあり、「緑の舞」の名前で流通しているようです。
花は、写真のようにカタバミの花と同じような形をしています。
花びらが5枚で、直径が1.5~2cmほど、白やピンクの花が咲きますが、
こちらは、淡いピンクいろですね。
花は、葉の間からながく花柄を伸ばし、その先に散形花序になってまとまってついています。
花期が5~10月で長い間、咲き続けますが、15°C以上では葉が常緑性となり、花も周年咲くと言われます。
花言葉は、「輝く心」「母の優しさ」「決してあなたを捨てません」「喜び」で、10月1日、12月15日の誕生花です。
つぎの写真は、今回見かけたオキザリス・トリアングラリスです。
民家のコンクリートの壁に沿って、生えています。
この花は、球根性で自然分球するとのことなので、人手をかけなくても増えているようです。
オキザリス・トリアングラリスの基本情報・花言葉
オキザリス・トリアングラリス(Oxalis triangularis)は、南アメリカに分布するカタバミ科カタバミ属の球根性多年性植物です。
「オキザリス」という名前は、葉や茎にシュウ酸を含んでいて酸味があることから、ギリシャ語の「oxys=酸っぱい」に由来します。
葉の色は、緑色と赤紫色があり、緑のものは「緑の舞」、赤紫のものを「紫の舞」と呼ばれて流通しています。
別名は、オキザリス レグネリー 、サンカクカタバミ (三角片喰) 、カラスバオキザリス、サンカクバオキザリス、などがあります。
学名は、Oxalis triangularis
花期は5~11月で、葉の間から花柄を長く伸ばし、散形花序になって、花径1.5~2㎝ほどの花を咲かせます。
花のいろは、白またはピンクで、花びらが5枚つき、
気温が15°C以上あれば周年で花が咲きます。
葉は、根出し、長さ15~25cmの葉柄を持った3小葉になります。
小葉は平らに開き、倒三角形で外側の辺の真ん中がわずかに凹みます。
葉の色は、緑色または濃い赤紫色で、中央にV字状の斑紋がつきます。
小葉は昼は開きますが、夜に閉じて垂れます。
草丈は15~30cmほどです。球根性植物で、分球して増殖しますす。
近縁種にオキザリス・フラバ、オキザリス・バーシカラーなどがあります。
花言葉は、「輝く心」「母の優しさ」「決してあなたを捨てません」「喜び」で、10月1日、12月15日の誕生花です。
参照サイト
Wikipedia Oxalis triangularis
EVERGREEN オキザリス トリアングラリス
ガーデニング図鑑 オキザリス トリアングラリス
植物NAVI オキザリス トリアングラリス