10月に、我が家の庭で咲く草花について書きました。10月中ごろから3種類のキクの花が咲き始め、初夏に咲いたキキョウの花は今も元気よく咲いています。アサガオも少し前まで咲いていましたが、そろそろ終わりのようです。
10月に庭で咲くキク、キキョウ、アサガオの花
キクの花たち
我が家の花壇で、咲くキクの花たちを撮って見ました。
キクは短日性植物とのことですが、彼岸を過ぎて気候の変化を感じて咲き始めたようです。
10月中ごろから咲き始めた白い花です。白いキクは、仏花に使われるので、お見舞いにしたり、人にあげるのは良くないと聞きますが、花壇で咲いているだけなのでご容赦。
このキクの花は直径5cmほどで、満開になるとこのように白い花になります。でも、ツボミのころはそうではなかったんです。
つぎの写真には、咲きかけた花やツボミが写っていますが、花は少し白くなっているようですが、ピンクのいろをしています。
私の記憶では、毎年花壇で咲く最初のキクは白だと思っていたので、おかしいなと思っていたのですが、花が開いたあとは、白くなりました。
白い花だけの印象が残っていて、ツボミのころがピンクだというのを忘れていたようです。
つぎの写真は、ツボミのころのものです。
咲いた花ももちろんきれいですが、このように、ツボミの状態の花もきれいだと思います。(^⊆^)
このツボミを見ると、やはりピンクの花が咲くと思うのではないでしょうか。
ただ、他の花でも、ツボミのころは色がついていても、咲くと色が薄くなることはよくあるようなので、不思議なことでもないのかも知れませんね。
つぎの写真は、花壇に生えていた花を挿し木にして、鉢植えにしたものですが、上手く咲いてくれました。
我が家の花壇は狭いところに、いろんな花が植わっているので、劣勢のキクの花をもう少し増やしておきたいと思っていたのですが、一応成功したようです。
先に書いた白い花より、少し小さめで直径が15cmくらいですが、黄いろもいいですね。
切り戻しをすることなく、伸び放題なので背が高くなってしまっていますが、元気はよさそうです。
我が家の小さなキクの花は、4種類あるようです。
つぎの花も数は少ないのですが、花の中心部の筒状花が黄色で、周囲につく舌状花の形が少し変わった形になっていて、根元に近づくと赤っぽくなっています。
こちらも、直径は5cmくらい。
もう一種類あるのですが、まだツボミの状態です。
最初の白い花が終わった後に、咲く茶色っぽい花が咲くはずです。
こちらも毎年咲くのが楽しみな花です。
まだ咲いていないので、ツボミだけになりました。
今回は、小さなキクの花でしたが、正月のころになると大きめのカンギク(寒菊)が咲きます。
大きめなので少し豪華で、見栄えのするいい花です。
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キキョウの花
七月ころ盛んに咲いていたキキョウが、いまも咲いています。
秋の七種(ナナクサ)の一つにはいっていますが、山上憶良が詠んだ七種(ナナクサ)の歌、「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 姫部志 また藤袴 朝貌の花」では、「朝貌(アサガオ)の花」と読まれています。
元気のいい花で、咲いた後、茎を切っておくと、秋になってまた咲いてくれます。
長く楽しめる綺麗な花もいいものだと思います。
アサガオの花
先日まで咲いていたアサガオの花ですが、もう終わりでしょうね。
アサガオは1年草なので、毎年種を採って蒔いています。そのままにしておいても、こぼれ種で生えてくるようですけど、確実ではないんだろうと思います。
日本への到来は、奈良時代末期に遣唐使がその種子を薬として持ち帰ったようです。
日本の花のように思っていましたが、古い時代の帰化植物のようです。
おわりに
自宅の庭で、咲いている花について書きました。
できれば、いつも何かの花が咲いていればいいなと思って植え足していますが、
なかなか手入れができず、草だらけの花壇になっています。
でも、毎年、季節になるとそれぞれの姿で逞しく咲いてくれます。
庭では他に、ナンテンの実が赤くなり始め、
ピラカンサやニシキギのオレンジの実もついていて、賑やかです。
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