ミゾソバ(溝蕎麦)、ママコノシリヌグイやアキノウナギツカミとの違い

2021年10月17日

ミゾソバ(溝蕎麦)は溝などの湿った場所に生え、姿が蕎麦ににているとして、この名前がつけられたと言われます、中国、朝鮮半島や日本全土に分布するタデ科の1年草です。近縁種のママコノシリヌグイやアキノウナギツカミとの違いについても書きました。

ミゾソバ(溝蕎麦)、ママコノシリヌグイやアキノウナギツカミとの違い

ミゾソバ(溝蕎麦)について

ミゾソバの花

ミゾソバの花

道路沿いの溝から伸びたミゾソバ(溝蕎麦)に白地の先が紅紫の花が咲いていました。

茎が這うように上向いて伸び、その先に、小さな花がたくさん(20個近くあるらしい)集まって金平糖のような丸い形になっています。

まえの写真では、ほとんどがまだツボミですが、花が本格的に咲くと、つぎの写真のようになります。

花の直径は8mmほどで、花びらは5つに分かれ、全体が白く、先が紅紫になっていて綺麗です。

雄しべは8本、雌しべは1本ですが、先が3つに分かれています。

花が開いたミゾソバ

最初に見たときは、花の形から、昨年記事にしたママコノシリヌグイ(継子の尻ぬぐい)かと思いました。

ギョッとするようなこの名前は、茎にたくさんの痛い棘がついているので、

継子の尻ぬぐいの時にいじめるのに使えそう、ということでつけられたとか。

怖いですね。 (◎_◎;)

ところが、今回見たのは、よく見ると茎にトゲがあまりなく、葉が牛の額の形なので、ミゾソバのようです。

ミゾソバの名前は、溝などの湿ったところに生えていて、全体の姿が蕎麦ににているためとする説や、

実が蕎麦の実ににているからとする説などがあるようですが、決定的なことはわからないようです。

花言葉は、「純情」「風変り」で、11月15日の誕生花です

「純情は」、白い花びらの先がほんのりとあかくなっていることから、

恥じらって頬を赤く染めた少女を連想してつけられたといわれます。

ミゾソバの葉・茎

牛の頭のようなミゾソバの葉と茎

写真は、ミゾソバの葉と茎です。

葉には葉柄がありますが、形に特徴があります。

葉柄の近くで耳のように広がり、その先は卵状に膨らんで先端が尖っています。

この形が、牛の額ににているとして、ウシノヒタイという別名があります。

そういわれれば、牛の顔のようにも見えますね。(^⊆^)

茎をみると、葉が互生していますが、表面にトゲらしいものは見られないようです。

継子の尻ぬぐいは、痛いとげがたくさんついているので、この点も違うようです。

茎がのびている様子は、つぎのようでした。

道路沿いの溝に生えるミゾソバ

写真の左側の溝があって、そこに生えていて、茎が道までのびてきていますが、

立ち上がることなく、地面を這うように伸びています。

他ではあまり見かけないミゾソバのですが、この場所が気にいったようで、元気そうに育っています。

ママコノシリヌグイとアキノウナギツカミについて

ママコノシリヌグイ(継子の尻ぬぐい)とアキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)は、

ミゾソバとよくにたピンクの花を咲かせますが、葉の形や付き方、そして、トゲの付き方などが違うので区別がつきます。

また、ママノシリブグイは、葉が三角状で葉柄を介して茎につき、葉や茎に鋭いトゲがあります。

一方、アキノウナギツカミは、葉の形が披針形で葉柄がなく、茎を抱くようにつき、茎につくトゲは短くなります。

ママコノシリヌグイとアキノウナギツカミについては、記事に書いていますので、詳しくはそちらをご覧ください。

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、アキノウナギツカミとの違い 

ママコノシリヌグイは、ツル性の茎や葉などにトゲをつけ、他の植物などに寄りかかって成長します。このトゲを利用して、継母が、継子の尻拭いをしていじめそうだとして名前がつけられとた言われます。よくにたアキノ ...

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ミゾソバと、ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミとの違い ~まとめ~

ここでは、ミゾソバと、よくにた近縁種のママコノシリヌグイ(継子の尻ぬぐい)、アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)との違いを一覧表にしました。

いずれも、金平糖のような花を咲かせますが、つぎの点を確認すれば見分けることができます。(#^.^#)

特に、葉の違いがはっきりしているので、この点に注目すればわかりやすいと思います。

ミゾソバ、ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミの違い
ミゾソバ ママコノシリヌグイ アキノウナギツカミ
 

葉の形

つき方

牛の額、葉柄有

三角形状、葉柄有

披針形、葉柄無

トゲのつき方 茎や葉に少なくつく

鋭くない

葉や茎にあり、鋭い 茎にあり短い

ミゾソバの基本情報・花言葉

ミゾソバ(溝蕎麦)は、中国、朝鮮半島や日本全土に分布するタデ科タデ属の1年草です。

名前は、溝などの湿ったところに生えていて、全体の姿が蕎麦ににているためとする説や、

実が蕎麦の実ににているからとする説があるようです。

別名は、ウシノヒタイ(牛の額)。葉の形が、牛の額ににていることに由来します。

学名は、Polygonum thunbergii または Persicaria thunbergii

英名は、water pepper

花期は7~10月で、枝先に10数個集まってつきます。花被は長さ4~7mmで5裂し、裂片の上部は紅紫で、下部は白になります。

葉は互生し、長さ4~10cmの卵状ほこ形で先端が尖り、基部は耳状に張り出します。表裏に星状毛とトゲがあります。

草丈は30~100cmで、茎にはまばらに下向きのトゲがあります。

ミゾソバの花言葉は、「純情」「風変り」で、11月15日の誕生花です

「純情は」、白い花びらの先がほんのりとあかくなっていることから、

恥じらって頬を赤く染めた少女を連想してつけられたといわれます。

参照サイト・書籍

Wikipedia ミゾソバ

季節の花 300  溝蕎麦 (みぞそば)

松江の花図鑑 ミゾソバ ミゾソバににた仲間

弥生おばさんのガーデニングノート「花と緑の365日」 ミゾソバ

林 弥栄監修  山と渓谷社 「野に咲く花

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