8月に返り咲きしたヤマブキ(山吹)の黄色い花

2021年9月8日

8月にヤマブキの花が咲いていました。今の時期に、黄色い花が咲いていたので、何かと思って近ずくとヤマブキでした。最盛期と違って花の数は少ないのですが、意外な時期の花に咲く、「返り咲き」とか「狂い咲き」などとと呼ばれる花に、引き付けられました。

8月に返り咲きしたヤマブキ(山吹)の黄色い花

8月のヤマブキの花

8月に咲いたヤマブキの花

8月に季節外れのヤマブキの花を見かけました。

いまの時期に咲くヤマブキはめずらしいので、思わず写真を撮りました。

花言葉は、「気品」「崇高」「金運」で、3月28日、5月4日の誕生花です

黄色いきれいな花なので、いい花言葉がつけられています。

このように、縁起のいい花なので、歓迎したくなりました。(*^m^*)

この時期に咲くので、最盛期のような元気はありませんが、それでも意外性があり、目を引きます。

時期外れに咲く花は、「返り咲き」とか「狂い咲き」と呼ばれますが、「帰り花」、「忘れ花」、「二度咲き」、などとも呼ばれるようです。

いろんな言葉があてられているのは、気をひかれたためのようにも思います。

ヤマブキも、開花は普通4~5月ですが、気候や植物ホルモンが影響して、夏から秋にかけて咲くことがあるようです。

私が今まで見たもには、ヤマボウシ、モチツツジなどですが、ヤマブキは初めみました。

ただ、インターネットで見てみると、これらの植物にはよく見られるようです。(^ ^;)

植物によって返り咲きしやすいものがあるようです。

ヤマボウシは、昨年11月ころに咲いていました。8月ころに枯れたようになっていたのが、復活して咲いたようでした。

11月に返り咲きしたヤマボウシの花

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返り咲きのヤマブキ

家の近くにもヤマブキはあるのですが、そちらには咲かず、車で通りかかった道沿いの日当たりのいい時期に咲いていました。

ヤマブキの生息環境にもよるのかもしれません。

私が理解したところによると、返り咲き(狂い咲き)は、つぎのようにして起こるということのようです。

4~5月ころに咲いたヤマブキは、その後花芽をつけますが、花が咲くのを抑制するホルモン(アブシシン酸)を出して花を咲かせないようにしているそうです。

そして冬になり葉が落ちるまで、アブシシン酸を出していますが、葉が枯れるとこのホルモンがとまり、

春に暖かくなると、花を咲かせるホルモン(ジベレリン)を出して花を咲かせるとのことです。

ところが、暑い時期に葉を落したりすると、アブシシン酸がとまり、ジベレリンが出て、咲く花が出てくる、ということのようです。

間違っていないか気になりますし、実際は、もう少し複雑なのかもしれませんが、こんな感じのようです。

ちなみに、4月に咲いていたヤマブキは次の写真のように、たくさん咲き元気でした。

4月に咲いたヤマブキ

ヤマブキの基本情報・花言葉

ヤマブキは、中国、日本の北海道から九州に分布するバラ科ヤマブキ科の落葉低木です。

ヤマブキの名前の由来には、以下の説があります。

和名の「山吹(ヤマブキ)」は、細くしなやかな枝が風に揺れる様子から「山振り(やまぶり)」と呼ばれ、それが転訛したものといわれます。また、春になると黄色い花で山が埋めつくされるさまの「山春黄(やまはるき)」が変化したという説もあります。

花言葉-由来 ヤマブキよ

学名は、Kerria japonica

英名は、Japanese kerria

ヤマブキの花期は4~5月で、新しく出た枝の先端に鮮やかな黄色の花を咲かせます。

花の直径は4~5cmで、花びらは5枚で倒卵形です。雄しべがたくさん着き、花柱は5~8本になります。

実は痩果(ソウカ)で、長さ約4mmの広楕円形で、1〜5個集まってつき、9月頃に黒っぽく熟します。

葉は互生し、長さ4〜8cm 幅2〜4cmの倒卵形で、先端は鋭く尖り、縁には重鋸歯があります。

樹高は1~2mで、株立ちします。

ヤマブキの花言葉は、「気品」「崇高」「金運」で、3月28日、5月4日の誕生花です

参照サイト

Wikipedia ヤマブキ  帰り花

松江の花図鑑 ヤマブキ

おさんぽ花図鑑 返り咲き

日本植物生理学会 植物Q&A 狂い咲き

花言葉-由来 ヤマブキ

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