8月にヤマブキの花が咲いていました。今の時期に、黄色い花が咲いていたので、何かと思って近ずくとヤマブキでした。最盛期と違って花の数は少ないのですが、意外な時期の花に咲く、「返り咲き」とか「狂い咲き」などとと呼ばれる花に、引き付けられました。
8月に返り咲きしたヤマブキ(山吹)の黄色い花
8月のヤマブキの花
8月に季節外れのヤマブキの花を見かけました。
いまの時期に咲くヤマブキはめずらしいので、思わず写真を撮りました。
花言葉は、「気品」「崇高」「金運」で、3月28日、5月4日の誕生花です。
黄色いきれいな花なので、いい花言葉がつけられています。
このように、縁起のいい花なので、歓迎したくなりました。(*^m^*)
この時期に咲くので、最盛期のような元気はありませんが、それでも意外性があり、目を引きます。
時期外れに咲く花は、「返り咲き」とか「狂い咲き」と呼ばれますが、「帰り花」、「忘れ花」、「二度咲き」、などとも呼ばれるようです。
いろんな言葉があてられているのは、気をひかれたためのようにも思います。
ヤマブキも、開花は普通4~5月ですが、気候や植物ホルモンが影響して、夏から秋にかけて咲くことがあるようです。
私が今まで見たもには、ヤマボウシ、モチツツジなどですが、ヤマブキは初めみました。
ただ、インターネットで見てみると、これらの植物にはよく見られるようです。(^ ^;)
植物によって返り咲きしやすいものがあるようです。
ヤマボウシは、昨年11月ころに咲いていました。8月ころに枯れたようになっていたのが、復活して咲いたようでした。
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モチツツジは、我が家にもありますが、毎年10月ころからいているようです。
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家の近くにもヤマブキはあるのですが、そちらには咲かず、車で通りかかった道沿いの日当たりのいい時期に咲いていました。
ヤマブキの生息環境にもよるのかもしれません。
私が理解したところによると、返り咲き(狂い咲き)は、つぎのようにして起こるということのようです。
4~5月ころに咲いたヤマブキは、その後花芽をつけますが、花が咲くのを抑制するホルモン(アブシシン酸)を出して花を咲かせないようにしているそうです。
そして冬になり葉が落ちるまで、アブシシン酸を出していますが、葉が枯れるとこのホルモンがとまり、
春に暖かくなると、花を咲かせるホルモン(ジベレリン)を出して花を咲かせるとのことです。
ところが、暑い時期に葉を落したりすると、アブシシン酸がとまり、ジベレリンが出て、咲く花が出てくる、ということのようです。
間違っていないか気になりますし、実際は、もう少し複雑なのかもしれませんが、こんな感じのようです。
ちなみに、4月に咲いていたヤマブキは次の写真のように、たくさん咲き元気でした。
学名は、Kerria japonica
英名は、Japanese kerria
ヤマブキの花期は4~5月で、新しく出た枝の先端に鮮やかな黄色の花を咲かせます。
花の直径は4~5cmで、花びらは5枚で倒卵形です。雄しべがたくさん着き、花柱は5~8本になります。
実は痩果(ソウカ)で、長さ約4mmの広楕円形で、1〜5個集まってつき、9月頃に黒っぽく熟します。
葉は互生し、長さ4〜8cm 幅2〜4cmの倒卵形で、先端は鋭く尖り、縁には重鋸歯があります。
樹高は1~2mで、株立ちします。
ヤマブキの花言葉は、「気品」「崇高」「金運」で、3月28日、5月4日の誕生花です。
参照サイト
松江の花図鑑 ヤマブキ
おさんぽ花図鑑 返り咲き
日本植物生理学会 植物Q&A 狂い咲き
花言葉-由来 ヤマブキ
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