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クリは、6月初めごろにたくさんの花が咲き、昆虫が飛び交います。長い穂の白い花は雄花で、実をつける雌花は穂の根元にひっそりついています。朝鮮半島南部と日本原産で、日本では北海道南西部から屋久島まで分布するといわれるブナ科の落葉広葉樹です。
クリ(栗)は、6月初めごろに、白い色の雄花と雌花をさかせます
雄花
クリの樹にたくさんの花が咲いていたので、撮らせていただき、花の様子を見てみました。
写真は、5mくらいの樹ですが、一面に、長い穂を出して黄色がかった白い花を咲かせています。
あたり一面に独特の匂いが漂い、たくさんの昆虫が飛び交って、羽音が賑やかです。
近づいてみると、小さな花の集まりであるのがわかります。
まだ、つぶつぶに見えるツボミが多いようですが、根元のほうから順番に花が開いて雄しべが飛び出してきているようです。
さらに花が咲いた状態を拡大して見ると、
間隔を置いて、いくつかの花が咲いているようですが、ここでたくさんの花粉をつくっているんですね。
クリは虫媒花で、匂いに誘われて飛んできた昆虫が花粉をつけて、違う樹の雌花に受粉(他家受粉)するようです。
雄花はこのように花粉を出していますが、実をつける雌花はどこにあるのでしょうか。
雌花
雌花は、雄花の根元に咲いています。
この写真の円の中の花が、雌花ではないかと思います。一つだけついているようですが、中には3個の実になる、子房を持っているとのことです。そして、受粉したものに、実ができるということになります。
雌花を拡大したのが、つぎの写真です。
長く飛び出しているのが、雌しべのようです。9~10個あるとのことですが、
受粉した花が、実をつけることになるわけですね。
実
6月末になり、実がつきました。
たくさんついていますが、その近くには、役割を終えた雄花が茶色くなって枯れているのが見られます。
実が熟すのは9~10月ころ、食欲の秋が楽しみですね。
クリの基本情報・花言葉
クリは、朝鮮半島南部と日本原産で、日本では北海道南西部から屋久島まで分布するといわれるブナ科クリ属の落葉広葉樹です。野生品種は、シバグリやヤマグリと呼ばれているようです。
日本では、縄文時代から食べられていたようすが、いまの栽培品種は、野生品種にくらべて大きく種類もたくさんあるようです。
クリの名前の語源は、以下のように諸説あるようです。
食料として古くから栽培され、果実が黒褐色になるので「黒実(くろみ)」になり、これが転じて「クリ」と呼ばれるようになったという説、樹皮や殻が栗色というところから樹名になったという説、クリとはそもそも石という意味で、実の硬い殻をクリと呼んだという説などがある。
Wikipedia クリ より
学名は、Castanea crenata。
英名は、Japanese Chestnut。
花期は5~6月で、花序は長さ10~20cmの穂状で、上部にたくさんの白い雄花をつけ、下部に数個の雌花をつけます。花は独特の匂いを出して昆虫を引きよせ、受粉するようです。
葉は、長さが8~15cm、幅が3~4cm、長楕円形で鋸歯があり、葉柄を介して枝に互生でつきます。
樹高は15m、直径は80cmになると言われますが、9~10月ころに実が採れます。
栗の花言葉は、「私に対して公平であれ」、贅沢」で、6月20日、10月24日の誕生花です。
おわりに
クリの樹にたくさんの花が咲いて、たくさんの昆虫が飛び交っています。
黄色みをおびた白い花は、遠くからもよく目立ち、一目でクリの樹だとわかります。
雌花と雄花が着く様子を確認しましたが、花が終わると実をつけます。
毎年見られる初夏の風物詩だと思います。(^_^)
参照サイト
Wikipedia クリ
花言葉-由来 クリ