チャノキ(茶ノ木)に咲く白い花

2020年10月8日

10月になり、チャノキ(茶ノ木)に、花が咲き始めています。チャノキの花期は10月頃から12月頃で、大きさは2~3cmくらい、5枚の白い花びらの中に黄色い雄しべをつけ、したを向いて咲く綺麗な花です。5月ころ出る新芽は、摘んでお茶にされます。

チャノキ(茶ノ木)に咲く白い花

チャノキと花

このチャノキには、たくさんのお茶の花が咲いています。

花は、下向きに咲き、花弁は5枚で、先が黄色いたくさんの雄しべがついています。

可愛くて綺麗な花ですが、花の大きさは、2cmほどでしょうか

花言葉は、「追憶」「純愛」で、11月29日の誕生花です

お茶の花の白い花からイメージされた花言葉と言われます。

ツボミは、真っ白で、丸いボールのようなかわいい形をしています。やがて、つぎつぎと花を咲かせ、実をつけます。

写っている葉は、古い葉ですが、葉の周囲には小さな鋸歯があります。お分かりでしょうか

チャノキは、原産地は中国~インド、東南アジアと推測されており、ツバキ科ツバキ属の常緑小高木です。

普通に栽培されているお茶の木は、剪定されて低くつくられていますが、そのままだと、7mほどに育つと言われます。

飲用のチャノキは1911年に栄西が中国から持ち帰ったものが起源とされます。

我が家のお茶の木は、在来のものと、やぶきた茶ですが、昔から畑の周辺に植えられています。

私は、毎年お茶摘みをしてお茶を作っています。市販品のようにはいきませんが、長年作っているので馴染みがあり、このお茶でないといけません。

5月初から中旬にお茶摘みをしますが、新芽の伸び具合と、天気予報を睨んで2~3日で摘み、天日乾燥します。

お茶の花とハチ

花が咲くと蜜を吸いに昆虫がきます。

花を探していると、ちょうど小さなハチが飛んできました。

これからの寒さに向かう時期の花は、ハチにとっても嬉しいのではないでしょうか。(^▽^)

その横には、実もついています。去年花が咲いて付けた実でしょうが、まだ緑色です。

その斜め上には、種を落とした後の、茶色い外皮が残っています。

チャノキの実

少し肌が茶色く荒れているようですが、チャノキの実です。

栽培用のお茶では、花を咲かせないようにすると聞いたことがありますが、ここでは、気ままな栽培なので、そのままにしています。

ですので、実もつき放題です。この実の形は、綺麗な丸ではなく、すこし変形しています。

この中に、2個か3個の丸い種が入っているので、それに習うように形がいびつ?になっています。

次の写真は、去年とった種です。

チャノキの実

ごろごろ転がっているのが、皮の中に入っていた種です。他の3個が、皮つきの種になります。

種は、大きなものや小さなものがあり、また形も微妙に違っています。

また、種は、堅くてもろい皮に包まれています。

通常、種は、外の皮が開き、ばらばらになって下に落ちます。前の写真に写っていましたね。

チャノキの種は、この様に乾いてしまったものは、発芽しません。発芽させるためには、取り蒔きするのがいいようです。

種って不思議ですね、乾いても発芽するものもあれば、乾くと発芽しなくなるものもあります。

チャノキは、普通、挿し木で増やすとのことです。

葉を均一につくることと、たくさんの苗をつくるためには、挿し木が適しているからでしょうね。

私は、たまに、チャノキの種などでアクセサリーをつくったりします。

チャノキの実は、堅くて脆いので、ちょっと難しいんですけどね。 (・_・) 

チャノキの基本情報・花言葉

チャノキの原産地は、インド、ベトナム、中国西南部とされますが、詳細は不明のようです。

日本の野生種は、伊豆半島や九州に自生しているそうです。

ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で、樹高は7mくらいになると言われます。

チャノキの語源は、中国から伝来したときに漢名の「茶」を音読みしたためといわれれいるようです。

花期は10~12月初旬で、花びらは白く、5枚で、新枝の葉柄の基部に1つづつ付き、短い花柄をへて下向きにつきます。

花の径は2~3cmで、たくさんの雄しべがつきます。

実は、花の大きさほどになり、2~3個の部屋を持ち、各部屋に1個の種を持っています。

チャノキは、自家不和合性が強く、系統の自家受粉の確立は低いとのことです。

葉は短い葉柄があち、枝に互生してつきます。長さは、5~7cmで長楕円状披針形、縁に浅い鋸歯があります。葉質は浅い革質です。

チャノキの花言葉・誕生花

チャノキの花言葉は、「追憶」「純愛」で、11月29日の誕生花です

お茶の花の白い花からイメージされた花言葉と言われます。

おわりに

チャノキに花が咲き始めました。

白い綺麗な花で、これから冬実向けて咲き続けるでしょう。

チャノキは飲用に新芽を利用しますが、花も実も楽しませてくれます。

参照サイト

Wikipedia チャノキ やぶきた 挿し木 

花言葉事典 チャ

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