5月に、マツヨイグサ(待宵草)の黄色い花が咲きました。花期は5~8月で、宵を待つように咲くので、マツヨイグサ。花は4cm前後の大きさで、朝にはしぼみ、いろは赤く変わります。南アメリカ原産で、江戸時代末に渡来したアカバナ科の多年草です。
<目次>
夕方に咲き始めて朝にしぼむ、マツヨイグサ(待宵草)の黄色い花

マツヨイグサの花
マツヨイグサの黄色い花が咲いています。
宵を待ったように咲くので、マツヨイグサ(待宵草)とよばれるようになったそうです。
花期は5~8月で、大きさは4cm前後、4枚の黄いろい花びらがきれいです。
夕方に咲いた花は、翌日には萎んでしまい、いろは赤く変わります。

マツヨイグサの花と花後
花の下に、咲き終わった花が赤みを帯びてついています。
茎と葉

マツヨイグサの茎と葉
マツヨイグサの茎は、少し赤みを帯び、草丈は40~100cmほどになります。
葉は、細長く長さは5~13cmくらいで、あらい鋸歯がついています。
マツヨイグサの近縁種
マツヨイグサの近縁種にオオマツヨイグサ、コマツヨイグサなどがあります。
ここでは、簡単に説明します。
オオマツヨイグサ

オオマツヨイグサ
花の大きさは6~8cmくらいと大きく、
葉の幅が広いのが、マツヨイグサとの違いです。
オオマツヨイグサの花言葉は、「人の好さ」。
コマツヨイグサ

コマツヨイグサ
花の大きさは、2~3cmと小さいく、
匍匐性があり、葉には大きな鋸歯があります。
また、花は咲いたあとに赤くなります。
コマツヨイグサの花言葉は、「物言わぬ恋」、「浴後の美人」。
マツヨイグサの基本情報・花言葉
マツヨイグサは、南アメリカ原産のアカバナ科 マツヨイグサ属の越年草です。
日本へは、江戸時代末期に渡来し、観賞用に栽培されていたものが野生化したとのことです。
夕方に宵を待つように咲くことから、マツヨイグサ(待宵草)と名づけられたとされます。
学名は、Oenothera stricta。
英名は、evening primrose、sundrops。
花期は6~8月、花びらは4枚、花の径は4cm前後で、咲いた翌日に萎み、色は赤く変わります。
草丈は40~100cmほど、葉は細長く鋸歯があり、互生します。
近縁種に、オオマツヨイグサ、コマツヨイグサ、メマツヨイグサ、ツキミソウなどがあります。
なお、マツヨイグサ属は、つぎのように分類されるとのことです。
マツヨイグサ属には黄色以外の白、紫、ピンク、赤といった花を咲かせる種もある。標準和名では、黄花を咲かせる系統は「マツヨイグサ」(待宵草)、白花を咲かせる系統は「ツキミソウ」(月見草)と呼び、赤花を咲かせる系統は「ユウゲショウ」(夕化粧)などと呼んで区別しているが、一般にはあまり浸透しておらず、黄花系統種もよくツキミソウと呼ばれる。しかし黄花以外の系統がマツヨイグサの名で呼ばれることはまずない。なお黄花以外の種は園芸植物として栽培されているものが多い。
Wikipedia マツヨイグサ属
マツヨイグサの花言葉は、「浴後の美人」、「気まぐれ」で、6月21日、7月22日の誕生花です。
「浴後の美人」は、「宵待草」を作詞した、竹久夢二がよく描いた浴衣姿の美人にちなむとのことです。
参照サイト
Wikipedia マツヨイグサ コマツヨイグサ マツヨイグサ属 宵待草 ツキミソウ
花言葉-由来 マツヨイグサ
花々のよもやま話 コマツヨイグサ