2月も半ばを過ぎましたが、ホトケノザ(仏の座)、ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)、オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)などが咲いています。どこでも見かける野草ですが、春に先駆けてきれいな花を元気よく咲かせ、春を実感させてくれます。
<目次>
ホトケノザ(仏の座、別名:サンカイグザ)

ホトケノザは、葉から茎が立ち上がり、その先に花が咲きます。
写真のように唇状と言われるかたちで、ピンクの花を咲かせます。
ちょっと愛嬌がある、面白い花ですね。

葉は扇形で茎を囲むようにつき、仏像が座っている蓮華座ににているとされ、名前の由来になっています。
また、葉が茎に上下数段に分かれるようについているため、サンカイグサ(三階草)とも呼ばれるそうです。
花はシソ科特有の舌状花で、葉から飛び出した姿が少し愛嬌があって面白いですね。(^O^)
ホトケノザ(仏の座)は、シソ科オドリコソウ属の2年草で、
アジア、ヨーロッパ、アフリカに分布しますが、日本では本州から沖縄に自生しているそうです。
春の七草のホトケノザはキク科のコオニタビラコ(小鬼田平子)であり、別の野草になります。
ホトケノザの花言葉は、「調和」、「輝く心」。
仏が蓮華座に座る姿を連想した言葉ではないかといわているようです。
ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)

ヒメオドリコソウも咲き始めました、5月ころまで長く咲く野草ですね。
花は茎の先のほうに咲きますが、写真のように、茎の周りにいくつもついています。

ヒメオドリコソウも唇状の花を咲かせますが、
下唇は2つに分かれ、中に赤い斑点がついています。
小さいので目立ちませんが、よく見てみると違った姿をみることができますね。(^_^)
ヒメオドリコソウは、シソ科ヒメオドリコソウ属の多年草で、
ヨーロッパ原産、明治中期に帰化したそうです。
日本では、本州を中心に分布しているとのこと。
ヒメオドリコソウの名前は、同じシソ科のオドリコソウより小さいためつけられたとのことです。
ヒメオドリコソウの花言葉は、「快活」、「陽気」、「愛嬌」。
ヒエオドリコソウの花のイメージににあうように思います。
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢、別名:星の瞳、天人唐草、瑠璃唐草)

オオイヌノフグリも草だらけ畑などにたくさん咲いています。
花びらが白と青が基調で、青い花びらには縦方向にスジがみられます、

5mmくらいでしょうか、小さい花ですが、綺麗な花ですね。
この花は、日があたると開花し、普通は一日で落ちることが多いとのことです。
種子が犬のフグリににていて、イヌノフグリより大きな花を咲かせることからつけられた名前との。
星の瞳、天人唐草、瑠璃唐草などの別名は、この花にちなんでつけられたようです。
瑠璃唐草は、ネモフィラの和名としても使われるので混乱しがちのようです。

写真のように、たくさんの花が群生しているのをよく見かけます。
小さな花でも、たくさん集まって咲くと迫力があるように思います。(^V^)
イヌノフグリは、ヨーロッパ原産で、オオバコ科クワガタソウ属の多年草です。
日本には明治初年ころ入ってきて、1919年ころには、全国に広がったようです。
繁殖力が旺盛なんですね。
オオイヌノフグリの花言葉は、「信頼」「忠実」「清らか」。
花言葉の由来は、つぎの通り。
オオイヌノフグリの花言葉は、学名が聖書に登場する聖女ベロニカと同じ綴りであることが由来しています。聖女ベロニカは処刑場に向かうイエスに、献身的に使えた女性として知られています。オオイヌノフグリは「聖女ベロニカの花」といわれています。
GreernSnapより
おわりに
寒い中で咲き出した野草3種類について取り上げました。
どの花も小さいのですが、よく見てみるときれいな花で、
春が近づいていることを感じさせてくれます。
もうすぐ百花繚乱のにぎやかな時期を迎えますね。 \(^^)/
参照サイト・書籍
Wikipedia ホトケノザ ヒメオドリコソウ オオイヌノフグリ
花言葉-由来 ホトケノザ
花言葉 花の持つ言葉 ヒメオドリコソウ
Green Snap オオイヌノフグリ
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