キンカンでジャム作りをしました。ママレードといった方がいいのでしょうか。
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キンカンジャム

写真は、昨年の暮れに採ったまだ青いキンカンです。秋から続いていた猿の食害が、キンカンにも始まりました。
ここでは、皆さん猿対策で畑の上面、側面を網で囲っていますが、どこのお宅でも、猿に大根、キャベツなど食べられてしまいます。毎年のことです。
網をしっかりしておけばいいのですが、網が劣化しているところがあったり、ちょっとした隙間があったりするとやられます。
猿も山で食べるものが無くなって、生きていくのが大変なのでしょう。集落の家々の網の弱点は、おそらくすべてわかっているような気がします。
そして、畑の好物を食べるのが一段落するとまだ酸っぱいキンカンも食べ出します。キンカンは酸っぱいので、いままでは比較的遅くまで食べられなかったのですが、とうとう食べ始めました。
最初は中は酸っぱいので、皮だけ食べて中身は残していくという状態でした(一部の猿かもわかりません。)が、この食べ残しの数が増えてきたので、まだ青いものを全部収穫し、保管しておいたのが、写真のキンカンです。
普通は、黄色く熟すまで待って採るのですが、そうしていると全部食べられてしまうことになりそうなので、毎年、青いキンカンでジャムを作ります。

写真は、今回作ったジャムです。キンカンは、小さく、種がたくさん入っているので、作るのが面倒で大変ですが、味はいいので毎年作っています。
つくり方ですが、①キンカンを半分に切ります。②種を取り除きます。③皮と実を1~2mmに刻みます。④刻んだ皮と実に砂糖を適量(キンカンの半分位の重さ)加えて煮ます。⑤皮が柔らかくなってきたら出来上がりです。
私は、小川聖子さんが書かれた「手作りジャムとペーストの本」などを参考にしています。
つくる段階では青かったのですが、結構黄色くおいしいジャムになります。
2年前に種なしの品種を植えたので、近い内に実をつけるものと楽しみにしています。
キンカンを食べられないようにするためには、樹全体を網で覆ってしまう方法になりますが、そこまではしていません。
ちなみに、梅、キウイ、イチゴ、ブルーベリーなどのジャムも、ほんの少しずつ作っています。ジャムは保存できるので、1年にわたって取り替えて食べることができるので、気に入っています。
出来れば、加工したものをインターネットで売ることができればと思うのですが、というより田舎ではそんな事でもしないと収入は得られないのではないかという思いがありますが、そう簡単でないのでしょうね。
戦後の拡大造林によって多くの雑木林が人工林に代わってしまったことが、猿や鹿が出没する一つの要因になったと言われます。
人は自分の都合を優先しすぎて、自然の営みを乱してしまっては自分がこまることになることを良く考えておく必要が大切なのだと思います。
温暖化、マイクロプラスチック、ウイルス拡大などなど、地球規模で深刻な問題だと思います。
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